【対象年齢10歳以上】
今回のエクササイズはややキツイです。ふふふ…
キツイだけでなく色々と意識しないといけないところも多いので、テキトーにやると全く効果ないばかりか、怪我をする可能性もあるので心してやってくださいね(笑)。
下半身強化の代表格である『スクワット』と同じく下半身強化に必須のエクササイズが今回ご紹介する『スプリット・スクワット』です。
『スプリット・スクワット』を実際やってみれば分かりますが、このエクササイズの基本動作は脚を前後に開いて【踏み込む】ということ。
日々歩いたり、走ったり、階段を上ったりと当たりまえのようにやっている動作はまさにこの動き。
日常動作を快適にするためには欠かせないエクササイズなのです。
もちろんスポーツのパフォーマンス向上には絶大な効果を発揮します!
さて、『スクワット』と同じくこのエクササイズに使われる筋肉はとても多いです(脚の筋肉はもちろん、お尻、体幹など)。
関節も足首・ヒザ・股関節・仙腸関節(この関節が実はとても大切)とほぼあらゆる関節を使います(ムズカシク言うと複合多関節運動なんて言ったりします)。
つまり多くの筋肉・関節を使う分、左右差や歪みがあると動きそのものに影響がでてくるのですね。
ですからこの『スプリット・スクワット』や『スクワット』といった多関節を使うエクササイズはいきなりやるのではなく、ストレッチや骨格を調整するエクササイズで軸を整えて力が発揮しやすい状態にしてから行うのが安全で効果的です。
【やり方】 回数:左右 各8~12回ぐらい
後ろ脚のかかとを上げておくこと。
しっかり前を向いて、下っ腹に軽く力を入れておく(腹圧をかけておく)。
写真のように体軸をまっすぐに保つこと!
膝を90度ぐらいまで下げてから、前脚のお尻に力を入れながら再び上げる(前脚7:後ろ脚3)。
3秒で下ろしてそのまま1秒キープして、それから3秒で上げるペースでやりましょう。
後ろ脚のかかとは上げたままですよ~
1. 上下運動の際、体がぶれないように体軸をまっすぐキープします。(体幹が弱いとブレブレで安定しません)
2. このエクササイズをする際は、できれば誰かにフォームと上下運動の速さが正しく行われているかチェックしてもらいましょう。(鏡を見ながらやるのもGood!)
意識して正しいフォームでおこなうことが大事です。
意識しながら反復運動をして(正しい動作のプログラミング)、無意識下で正しい動作ができるようになることがトレーニングの目的です。
量より質です。お忘れなく!
ケース1:体が斜め前方に流れてしまっています。
ケース2:意識し過ぎるとこんな風に後ろにのけぞってしまいます。
ケース3:ヒザが内側に入り、つま先が外側に向いてしまっています。ヒザを痛めてしまうので要注意です!