先日、文科省から2009年度の「全国体力調査」の結果が公表されました。(2009年12月17日付)
これは、全国の小中学生のそれぞれ85%以上が参加する調査です。
これまでに08年度と今回の2回行われました。
皆さん各紙でご覧になったかと思いますが、この2回の差はほとんど見られなかったようです。
しかしある紙面に面白い記事を発見しました。
今回の体力調査で好成績を残した秋田県や福井県は、全国学力調査でも好成績を残しています。
これらの結果から、学力と運動能力は比例関係にあるのではないかということです。
その理由に関しては、専門家達が仮説をいくつかあげています。
日常的に体を動かすことによって規則正しい生活習慣が身に付くためとか、朝食を取ることによって活力がわくとか、運動が脳を活性化するとか言われています。
実際に我々がすくトレの現場で多くのお子様と接していても似たようなことを感じることがあります。
直接学力とは結び付けにくいと思いますが、継続的にすくトレを受けてくれている子供は、トレーニングが進むに連れてカラダの軸が取れてきたり、バランス能力(姿勢キープ力)が向上します。
そうすると自然とトレーニングに対する意欲だったり集中力が増してくるように感じています。
また、そんなお子様のご両親からは、おうちや学校でも落ち着きが出てきましたなんて声をいただく事もあります。
また、イギリスでは学力の低下が社会問題にまでなったとき、体育のモデル校でテストの成績が上がったことに気付き、その学力と体力の関係にいち早く注目し体育が「学校への帰属意識」「学習意欲」「授業態度」を向上させるとして、体育振興の政策を導入してます。
またこんなデータもあります。
3世代以上の世帯が多い都道府県の上位に先の学力・体力共に上位の秋田県と福井県が含まれています。
その因果関係は明らかではありませんが、子供の成長に家族のかかわり合いが必要なのではないでしょうか?
毎日の運動に、家族の愛情をプラスして、お子様の健やかな成長をサポートしていきましょう!