私はトレーナーとしての勉強をして、トレーナーになりました。これは当たり前と言えば当たり前ですね。
しかし、魅力あるトレーナーになるための本当の勉強はここから始まると考えています。
そこで私は、知識の幅を広げるためにあえて自分の専門とは関係のない専門家の話を聞くように意識しています。
そうすることで、自分の中にある一見関係ないように思える知識同士がリンクし合って、それらの組み合わせが新しいアイデアを生んでいきます。
ひとつ例をあげると、私は野球をメインとしてトレーニングを考えていますが、同じすくすくトレーナーの中谷トレーナーが得意としているバレエの話を聞き、今まで気がつかなかった足の重要性に気づくことが出来ました。
そして身体の土台となる足の微妙な使い方を意識することで、ピッチングやバッティングなどを改善させられることが分かったのです。
現代では物や情報があふれ、真新しいものというものがこれから生まれることは少ないのかもしれません。
しかし、すでに今あるもの同士が組み合わさって新しいものになるということはまだまだたくさんあるのではないかと考えています。
一つの分野を極めようとするときについついその分野だけを見てしまいがちなのですが、あえて他の分野を見たり聞いたり、感じることによって新しい発想が生まれ、知識を深めることが出来る。
だから全く関係ないように思っても、とにかく学ぶ姿勢でいることが大切なんだと自分に言い聞かせています。
これからも新しいことを始めることや、トレーナーとしての勉強もし続けていきますが、その中で幅広い目を持つということだけは忘れないようにしたいと思います。